地方での薬剤師不足が深刻化。大手薬局の店舗拡大で薬剤師業界の採用競争は激化

地方での薬剤師不足が深刻化。大手薬局は規模を拡大

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地方での薬剤師不足が深刻化。大手薬局は規模を拡大鳥取県で薬剤師不足が深刻化

慢性的な薬剤師不足が問題となっている鳥取県が、県内の病院と薬局、診療所を対象に行った調査結果を公表しました。

回答をしたのは県内の238施設。それによると、1年以内に補充が必要とされる薬剤師の数は常勤職員換算で約130人に上り、5年以内には約255人の薬剤師不足になるといいます。
2014年に行われた同調査では、1年以内に補充が必要とされる薬剤師の数は常勤職員換算で約107人であったことから、鳥取県の薬剤師不足がさらに進行していることが明らかになりました。

在宅医療やかかりつけ薬局の普及により、薬局に求められる役割が増え、薬剤師の担う業務が拡大していることからも、地方での人材の確保は急務となっています

地方での薬剤師不足が深刻化。大手薬局は規模を拡大大手薬局は規模を拡大

その一方で、大手調剤薬局チェーンは事業規模を拡大。店舗数を大幅に増やしています。

2016年11月には業界最大手のアインホールディングスが、仙台市に本拠地を置き全国に115店舗の調剤薬局を展開する葵調剤を買収。店舗数を1000店舗まで拡大しました。
クオール薬局を展開するクオール株式会社、そうごう薬局の総合メディカル株式会社も、大型のM&Aにより店舗数を700近くまで拡大し、今や全国の薬局の数は、コンビニエンスストアを上回るほど増加しています。

薬剤師不足が深刻化大手薬局チェーンの店舗網拡大を受け、薬剤師の採用競争も激化。それが地方の中小薬局の人材確保が厳しさを増している要因となっていることは否めません。

都会と比較すると地方は働き口が少ない傾向があり、薬剤師が活躍できる環境整備の遅れがあるということもまた事実です。

その一方で地域に密着し、患者さんひとりひとりと向き合うことができるやりがいを感じられるのは、地方で働く薬剤師の大きなメリットであり、地方で働くことを検討する薬剤師が増えることが、薬剤師業界全体として、取り組まなければいけない課題とも言えます。

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