薬剤師の将来は?キャリアプランを考える

薬剤師の将来は?

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薬剤師転職ニュースでは、薬剤師の転職に役立つニュースを紹介します。
第1回は薬剤師の将来についてです。

薬剤師としてのキャリア・働き方を、これからどう考え築いていくべきなのか。
その一つとして、薬剤師が臨床推論を学ぶ有用性やメリット、現場の声などを解説していきます。

薬剤師の将来は?薬剤師の将来は?

薬剤師として日々の仕事に従事していると自分の今後の将来や薬剤師としてのキャリアをどう築くべきなのか、悩む方は少なくありません。

今回の薬剤師転職ニュースは、薬剤師の将来について考えてみたいと思います。

日経メディカルの7月号の記事に大変興味深いものがありました。記事のタイトルは「薬剤師が医療を変える。薬局経営へ転身の外科医」。内容は医師から薬局の2代目に就任したファルメディコ代表取締役の挟間氏が、「薬剤師が変われば地域医療が変わる」という信念のもと、門前薬局から訪問薬局に転身するまでの過程を取材したものです。

改革に伴い、既存の仕組みのままを希望する薬剤師の大量退職にあいながらも改革を断行し、医療行為の一部として薬剤師が回避してきたバイタルサインのチェックまで踏み込む姿勢は称賛に値します。

この事で薬剤師が「患者が待っている」「地域医療を支えている」と実感を抱くようになり、評判を聞きつけた薬剤師が「他の薬局にはない業務に従事できる」と集まってくる様子には薬剤師の将来の一端が垣間見える気がします。

また近年、薬剤師の注目を集めている考え方に臨床推論があります。これは、医師が主訴や自覚症状、フィジカルアセスメント、検査所見等を総合し、病気を診断する方法として活用しているスキルですが、これを薬剤師にも適用すべきだという声が高まっているのです。

2013年9月に仙台で開催された日本医療薬学会年会では、臨床推論をテーマにしたシンポジウムに立ち見が出るほどの盛況を博しており、薬剤師の間での注目度の高さが伺えます。

臨床推論が薬剤師の将来に役立つ理由を要約すると以下の3つに集約されます。

  • 臨床推論を身に付ける事で医師に相談すべきかどうかを判断でき、コミュニケーションも円滑になる
  • 患者にヒアリングすべき項目が明確になり、患者とのコミュニケーションが円滑になる
  • チーム医療の中で共通言語として臨床推論が役立つ

また前述の日本医療薬学会年会では、薬剤師の東氏が臨床推論を活用し、患者の問題を特定する事で、医師と連携し問題に迅速に対処できた事例なども紹介されており、実際に現場でも臨床推論が活躍し出していることを感じる事ができます。

これら2つの事例から薬剤師の将来を考えると、薬剤師の業務範囲は広がっており、これまで以上に勉強し、さらに患者に寄り添い、専門性の高い技術を身に付ける事が、将来のキャリアップを考える上で重要になっている事がわかります。

勉強する事は大変ですが、成長し、新たな仕事にチャレンジするというのは大きなやりがいがあります。

薬剤師は現在はまだまだ売り手市場です。ただし、未来永劫そうであるという保証はありません。日々の仕事をこなす事も重要ですが、その中で新しい勉強に取り組み、前に進んだ先にこそ、薬剤師としての将来が明るく開けているのではないでしょうか?

今の職場で将来を描ければそれがベストですが、どうしても難しいという場合は転職も選択肢の一つです。現在のキャリアと今後のキャリアについてしっかり考え、今後の自分の将来を第一に、行動すると良いでしょう