派遣薬剤師のメリットとデメリット

派遣薬剤師の3つのメリットと2つのデメリット

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カテゴリ:特集

キーワード:派遣、メリット、デメリット

派遣薬剤師・メインイメージ

薬剤師として働いている方でも、派遣薬剤師という働き方に関しては、あまり詳しくないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
派遣薬剤師とは、その言葉通り、薬剤師の派遣社員のこと。派遣先で定められた期間、薬剤師として仕事に従事する薬剤師の働き方の一つです。

では薬剤師が正社員でもパート社員でもなく、派遣社員という働き方を選ぶ場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

今回は薬剤師派遣ネットの特集は、派遣薬剤師のメリットとデメリットに注目。それぞれの項目を深く掘り下げて解説します。

派遣薬剤師のメリット その1 働き方の自由度の高さ

派遣薬剤師の最大のメリットは、何と言っても、働き方の自由度の高さにあります。派遣薬剤師であれば、勤務日、勤務時間、勤務する場所を全て自分で決め、予定を立てることが可能です。

この自由度の高さは、子どもがいるママさん薬剤師や、家族を介護中の薬剤師の方など、時間に制約がある場合、大きなメリットになるはずです。

また、派遣薬剤師には「単発」のお仕事も多々あります。「単発」は別名「スポット案件」とも呼ばれ、最短1日で契約することができます。

例えばその薬局の人員に急遽欠員が出てしまい、「どうしてもこの日だけは即戦力が必要!」という切羽詰まった状況の中で、このような求人が出てくるのです。このような単発の求人は、緊急度が高く薬局側も人員確保に必死です。結果的に単発の仕事は、時給が非常に高い傾向があります

派遣薬剤師のメリット その2 一般的な薬剤師の求人と比較しても時給が高い

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派遣薬剤師のメリットの2つ目は、一般的な薬剤師の求人と比較しても時給が高い点です。
また郊外への勤務が必要になる職場の場合、最寄り駅から薬局まで、タクシー代を負担するなど、派遣社員に対して手厚い待遇を提供してくれる派遣求人もあります。

派遣薬剤師の職場の多くは、たとえ時給を高く設定したとしても、すぐに働いてくれる即戦力の薬剤師を求めています。つまり、即戦力として働いてくれる薬剤師であれば、時給は多少高くても良いと考えているのです(※特に薬局は、繁忙期などで、当日欠員のままで業務が滞り、来局される患者さんに迷惑をかけてしまうことを一番避けたいと考えています。)

一定以上の時給で働きたいと考えている方にとって、派遣薬剤師は魅力ある働き方の一つと言えるでしょう。

以下は、2018年7月9日時点で、薬キャリが取り扱う派遣薬剤師の求人例です。

例1

東京都小金井市武蔵小金井駅徒歩1分の調剤薬局。週4日勤務。時給3200~3710円以上

例2

東京都板橋区高島平の調剤薬局。勤務時間は応相談。時給3,000円以上

パート薬剤師の平均時給(東京都)は、2255円(2017年度厚生労働省集計・発表)となっていますが、実際に薬キャリが取り扱っている派遣求人をチェックしてみると、とても時給が高いことがわかります。

限られた時間でしっかり稼ぎたいという方にとって、派遣薬剤師という働き方は、魅力ある選択肢と言えるでしょう。

派遣薬剤師のメリット その3 社会保険完備、条件を満たせば有休も取得可能

派遣薬剤師のメリット3つ目は、派遣元の人材派遣会社で所定条件を満たせば、社会保険に加入することができる点です。

社会保険に加入するためには、法律が規定する所定の勤務時間をクリアすればOK。健康保険はもちろん、厚生年金への加入や有給休暇の付与に加え、人材派遣会社が提供する福利厚生を利用できるケースもあります。たとえ単発の求人だとしても、平均すると週3~4日程度勤務している場合は、社会保険の対象になる可能性が高いでしょう。パート、アルバイトと比較すると、社会保険に加入できるケースが多い点も、派遣薬剤師のメリットと言えます。

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薬キャリ

薬キャリ

「薬キャリ」の場合、「週20時間の勤務、2ヶ月を超える契約期間」の2つをクリアすることで、社会保険に加入することができます
また、薬キャリエージェントは社会保険料が安く、福利厚生が他の健康保険組合と比較しても充実している「関東ITソフトウェア健康保険組合」に加入しています。
例えば、薬キャリエージェント経由で派遣の仕事に従事している方が出産した場合、通常の出産一時金に加え、赤ちゃん1人につき9万円の付加給付を受け取ることが可能です。利用する人材派遣会社によっては、このような制度が利用できる点も、派遣薬剤師の魅力と言えるでしょう。

派遣薬剤師のデメリット その1 薬剤師としてのキャリアアップが難しい

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派遣薬剤師としてのデメリットは、薬剤師としてのキャリアアップが難しい点です。一般的に正社員として薬剤師として勤務している方は、経験を積むことでいずれ管理薬剤師となり、地域を統括するマネージャーへの道が開かれ、幹部候補になるケースもあるでしょう。もちろん会社によって差はありますが、キャリアアップの道が用意されているケースがほとんどです。

その一方で派遣薬剤師の場合、一定の期間、その職場に派遣薬剤師として仕事に従事することが求められており、将来的にその職場で管理薬剤師になるといったキャリアアップは困難です。

もちろん様々な薬局を渡り歩くことで、自分自身の調剤スキルは向上させることは可能です。薬局によって医薬品の採用品目は違います。毎回目新しい医薬品に触れることで勉強になるでしょう。しかし、派遣薬剤師として仕事に従事する限り、職場内でのキャリアアップが難しいのが現状です。

派遣薬剤師のデメリット その2 同じ職場での長期間の就業が難しい

もう1つ派遣薬剤師のデメリットを挙げるならば、多くの派遣求人が雇用期間を限定しており、たとえ気に入った薬局が見つかったとしても、長期就業が難しいという点です。

派遣社員には雇用期間と働く場所を選べるというメリットがありますが、逆に一定以上の期間を超えて働くことはできない、働く場所を選ぶ期間も限定されているというデメリットもあると言えるでしょう。

ただし派遣には、紹介予定派遣と呼ばれる将来の正社員採用を前提とした雇用形態があります。この働き方を選んだ場合、一定期間派遣社員として仕事に従事したのち、双方が話し合い、正社員に職種転換するかどうかを決めることができます。

将来正社員として働くことを検討している薬剤師の方は、紹介予定派遣に強い人材派遣会社を選ぶと良いでしょう。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

東証一部に上場する日本調剤グループの転職支援及び人材派遣サービス。一般派遣の求人はもちろん、正社員としての採用を前提とした紹介予定派遣の求人が充実。高定着率、有給消化率の高い求人はもちろん、日本調剤グループの紹介予定派遣の求人も多数取り扱っているので、大企業への就職を目指す薬剤師にもおすすめできる。

派遣薬剤師の3つのメリットと2つのデメリット まとめ

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派遣薬剤師は、薬剤師の他の働き方と比較しても自由度が高く、時給が良いため、働ける時間限られる薬剤師の間では高い人気を誇る働き方の一つです。なかでも出産や育児でフルタイム働くのが難しい薬剤師にとって、派遣薬剤師は有力な選択肢になるでしょう。

薬剤師の仕事内容は、小さな違いこそありますが、薬局によって大きく業務が異なるということはありません。基本は「調剤」→「監査」→「服薬指導」のサイクルです。これがしっかり出来れば、どの薬局に派遣されたとしても問題なく業務に取り組めるはず。

昨今は「電子薬歴の使用可能なら尚可」と言ったプラスアルファのスキルを求められることもありますが、これは自己研鑚していけば、充分にクリアできるでしょう(※電子薬歴は大手チェーンの調剤薬局はほぼ導入済みです)。

派遣薬剤師という働き方は、キャリアアップこそ難しいものの、それ以外は他の働き方とそん色はなく、むしろ自由度の高さを考えれば、大きな魅力がある雇用形態と言えるでしょう

現在の働き方が難しいと感じている方は、この機会に「派遣薬剤師」という働き方を検討してみてはいかがでしょう?